日々様々な広告があふれる昨今、比較的よく目にするのがリスティング広告です。
自社でリスティング広告を施策として行おうとするなら、
そのメリットとデメリットを理解しなければなりません。
この記事では、マーケティング初心者の方でも簡単に理解できるよう解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
リスティング広告とは
リスティング広告とは、検索連動型広告とも呼ばれ、Google やYahoo!などの検索結果ページに
ユーザが検索したキーワードに関連した広告を掲載する広告手法です。
検索結果ページの一番上にあるサイトに「広告」と書いてあるものを
見たことがあるのではないでしょうか。
この「広告」と付いているものが、リスティング広告です。
『検索順位を上げたい!』
『もっとアクセス数を増やしたい!』
などのお悩みに対して、非常に有効な施策となっております。
リスティング広告は1回クリックされるごとに費用が発生するクリック課金が一般的で、
低予算で始められることも魅力の1つです。
リスティング広告の仕組み
費用が発生する仕組み
リスティング広告の費用には、クリック課金制かつオークション制という特徴があります。
基本的に広告がクリックされたタイミングにのみ費用が発生し、表示されただけでは料金はかかりません。
リスティング広告がクリックされて発生する費用(単価)は、オークションによって決定されます。
オークションはキーワードごとに行われ、広告主は上位表示させたいキーワードにクリック単価を入札します。
検索される回数が多いキーワードほど最低入札価格が高額になる傾向がありますので
どのキーワードで入札するのかが重要となってきます。
掲載順位の仕組み
リスティング広告のオークションは通常のオークションとは異なり、
入札価格だけで掲載順位が決定するわけではありません。
検索結果の上部に3~4つの枠が用意されていますが、
その掲載順位は「広告ランク」が高い順番に表示されます。
広告ランクは、「入札単価×広告の品質」という計算式で求められます。
Googleの場合は「広告フォーマット」を利用しているかどうかによっても品質評価が変わります。
※入札単価=その広告がクリックされたときに支払ってもいい最大の金額(広告主が設定)
※広告の品質=各社が定める指標に基づく(検索サイト側が決定)
広告の品質はキーワードや広告文、推定クリック率などさまざまな要素を加味して評価しています。
つまり、「高い金額を払って、質の良い広告を出している」順で上位表示される仕組みになっています。
競合が多いキーワードでも、入札単価や広告品質が高ければ
広告を上位表示できる可能性が高まりますので
競合調査をしっかりと行ったうえで、クリエイティブの作成、入札単価の設定をするようにしましょう。
リスティング広告のメリット
短期間で効果が見込める
SEO対策を施して、自社サイトを検索結果上位に表示することもできますが、
一般的には上位表示するまでにどんなに短くても数ヶ月かかるといわれています。
リスティング広告は料金を支払うだけですぐに検索結果上位に表示できるので、
短期間で集客効果を求める場合にはうってつけの広告といえます。
低予算から出稿できる
リスティング広告は少額予算からでも実施できるのが大きなメリットです。
上述した通り、良質な広告であれば、たとえ入札単価が低くても上位表示される可能性があり、
想像以上に費用対効果が良くなることも珍しくありません。
また、リスティング広告は広告がクリックされなければ費用は発生しないため、
無駄な費用をかけることなく、効果的に広告配信ができます。
そのうえ、Googleなどのように予算の上限を設定できる媒体を選べば、
広告費を使い過ぎてしまうというリスクも防ぐことができます。
ユーザーをターゲティングできる
リスティング広告は、どのキーワードを検索した時に広告を表示するかを広告主が決められるので、
そのキーワードに興味関心のあるユーザーのみに表示させることができます。
つまり、狙ったターゲットに向けた広告配信が可能となります。
また、ユーザーは能動的に情報を検索するほど興味を持っているわけなので、
顕在化した顧客である可能性が高いです。
このようなユーザーに対して、リスティング広告は非常に有用な手段といえます。
リスティング広告のデメリット
認知拡大には向いていない
リスティング広告は、設定したキーワードで検索されない限り表示がされないため、
幅広い認知拡大には向きません。
また、認知拡大ができるようなキーワードはクリック単価が高いため、
多くのユーザーに認知してもらうには莫大なコストが必要です。
競合の多いキーワードは高額になりやすい
リスティング広告のクリック単価は、オークションによって決まる仕組みなので、
人気のキーワードは単価が高くなる傾向があります。
クリック単価が数十円のキーワードもあれば、数千円にまで高騰する人気キーワードも存在します。
広告としての認知度が高く、避けられることがある
リスティング広告の歴史は古く、2002年頃から活用されていた広告手法です。
そのため、一般的にも知名度があり、「広告」というだけで避けられてしまう可能性があります。
このように、上位表示されただけ、ではユーザーに意識的に避けられてしまう事があるので
当然ですが、クリックされる為にの創意工夫が求められます。
リスティング広告を成功させるためのコツ
リスティング広告は最終的にクリックされることが目標です。
その為には、重要なポイントが2つあります。
1つ目はキーワードです。
先述した通り、人気のキーワードはクリック単価が高くなります。
よって競合が少ない、かつ効果が見込めるキーワードを選定する必要があります。
具体的なものになればなるほど、ターゲットが絞られクリック率が上がりますが、
最初から絞ってしまうと、思っていたように広告表示がされなくなる可能性もあります。
ですので、広いキーワードから始めることをお勧めします。
その検索数やクリック率のデータを精査して、
効果の見込めるキーワードをチョイスし、改善する。
このようにきちんとPDCAを回して成果を出していくことが肝要です。
2つ目は魅力的な広告文です。
掲載されてもクリックされなければ、ユーザーには届きません。
検索キーワードを広告文中に含めることで、
検索してきたユーザーが知りたい情報がここにあると訴求したり、
具体性のある数字で説得力を高めたり、
「〇〇向け」とターゲットを絞る事で、ユーザーから見た確実性を上げるなど、
検索してきたユーザーに対するアピールがきちんと出来ているかを確認しましょう。
リスティング広告は代理店に依頼しよう!
GoogleやYahoo!などでは、認定代理店というものが存在します。
リスティング広告専門の代理店から、手広く行う広告代理店もあります。
手数料の相場としては約20%前後で、
運用コンサルティングという形でのサポートでは約30%ほどです。
費用対効果は悪くなりますが、自社の人員と予算で賄えないと判断する場合は、
豊富な知識を持った代理店に、広告運営代行を頼むのも一つの手です。
弊社ではこれまで500社以上のクライアント様の広告運用をお手伝いしてまいりました。
リスティング広告の運用にお困りのお客様はぜひ弊社サービスをご検討ください。
適切なデータ分析で成功に導こう
リスティング広告で成果を出す為には、日々試行錯誤が必要です。
効果が発揮出来るかは、データ分析による細かなチューニングにかかっています。
時間や手間が掛かりますが、その分の効果もあります。
顕在層にアピールすることができれば、自社の売上に大きく貢献する可能性があります。
PDCAをしっかり回して、積極的に新規顧客獲得を狙いましょう。
最後に、弊社では、
・楽天、Amazon、Yahoo!ショッピング、au PAY マーケットなどのモール型EC運営代行
・自社サイト(EC-CUBE、Shopify、Makeshop、カラーミーshop等)構築、運営代行
・LP制作、動画制作、受注代行
なども行っております。
EC運用に関するお悩み(リソース不足、広告運用、バナー制作、受注業務・・)は、
下記お問い合わせよりご連絡ください。