広告の中でもとりわけ面白い特徴を持つのがアフィリエイト広告です。
アフィリエイト広告にはいくつか種類があり、それぞれ第三者(アフィリエイター)が及ぼす広告効果は様々で、
それに加えて報酬の支払い条件も異なります。
そのため、アフィリエイト広告のメリットとデメリットをしっかり把握することが大切です。
この記事ではアフィリエイト広告の概要を解説し、その効果についてご紹介します。
目次
アフィリエイト広告とは?
アフィリエイト広告はインターネット広告の一種です。
第三者(アフィリエイター)が運営しているWebサイトやブログ、SNSなどで
自社の商品やサービスを掲載してもらい、それによって顧客獲得を狙うことが目的です。
アフィリエイト広告は口コミのような広がり方をする事があり、
他の広告よりも非常に親しみやすいという特徴があります。
そのうえ、アフィリエイター側が掲載する媒体に合わせて工夫をしてくれるので、
コストパフォーマンスも高い広告といえます。
また、近年ではアフィリエイトの知名度が高まり、サービスも増えたことで、
一般の人がお小遣い稼ぎ感覚で、アフィリエイターとして活躍しています。
それにより、広告主とアフィリエイター双方が利用しやすい形で進化を遂げている、
というのが昨今のアフィリエイト広告を取り巻く環境です。
アフィリエイト広告の種類
アフィリエイト広告には報酬の支払い方によって4種類のタイプに分類できます。
以下に紹介しますので、覚えておきましょう。
1.成果報酬型
最もポピュラーで一般的なのが成果報酬型です。
アフィリエイト広告を経由して商品やサービスを購入した場合に、その購入件数に応じた報酬が支払われます。
確実な成果に対してのみ報酬を支払う形ですので、費用対効果が高いのが特徴です。
2.固定報酬型
広告主がアフィリエイターに固定報酬を支払い、一定期間広告を掲載してもらう場合を指します。
特に影響力の大きいメディアなどでは、この固定報酬型で広告枠を設けていて、
一定の期間に広告を掲載しているパターンがあります。
3.クリック型
サイトに設置されたバナーなどをユーザーがクリックすると、報酬が支払われる仕組みです。
「1クリック○円」と設定されることが多く、いわゆるCPC広告と似た仕組みといえます。
アフィリエイターは、バナーやテキストリンクへ誘導するように掲載しますので、
特設ページなどを作成する事で、広告主側でアピール力を高めることも可能です。
4.インプレッション型
インプレッション型は、ブログなどに広告が表示された回数に応じて報酬が支払われます。
ユーザーが広告に対してアクションを起こす必要がない為、他のタイプと比べて単価が安い点が特徴です。
広告を掲載するサイトのアクセス数が多ければ、高い宣伝効果に繋がります。
ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)とは?
ASPとは、アフィリエイターと広告主を仲介する存在です。
「効果のある広告を出稿したい広告主」と
「稼げる広告を見つけたいアフィリエイター」をマッチングする役割を担っています。
ASPには様々な種類があり、登録している媒体数や、得意な広告ジャンルにも違いがあります。
どこのASPにも、広告がどれぐらいのサイトに貼られ、
そこからどのくらいの件数の成果が出たのかが確認できる管理画面が用意されています。
成果のチェック等の運用管理から始まり、アフィリエイターから寄せられる問い合わせなどの対応を、
全て代行してくれるASPもあります。
自社の余力をチェックした上で、商材に合ったASPを厳選して利用しましょう。
また、ASPを介さず、直接ブロガーやインフルエンサーに依頼する事もありますが、
こちらは一般的な方法とはいえません。
アフィリエイト広告の一般的な流れ
実際にアフィリエイト広告を出す場合、どのような手順で行われるのか簡単に解説します。
1.ASPに広告を出稿
広告主がASPに広告を出稿します。
報酬の支払い方や、何を成果とするかを決める必要があります。
2.アフィリエイターが広告を掲載
サイトなどを運営しているアフィリエイターが、ASPから広告を選択します。
自身のメディアに広告を掲載して、成果を待ちます。
3.ASPが広告主に代わって報酬を支払う
アフィリエイターのメディアに掲載された広告から、
アクションを起こしたユーザー数を元にASPが報酬額を集計します。
集計結果を広告主が承認して、アフィリエイターへ支払われる報酬が確定します。
ASPは広告主から報酬額を受け取り、アフィリエイターへ支払いを行います。
アフィリエイト広告のメリット
アフィリエイト広告には上述したように豊富なメリットが存在します。
これらをしっかり理解して活用しましょう。
1.費用対効果が高い
アフィリエイト広告では広告主側が、求める成果や報酬の単価を設定します。
広告費に対して狙った成果が保証されている為、無駄なコストがかかることはありません。
2.少額費用で始められる
マスメディアなどへ広告を出稿する場合、必要な費用は数十万円から数百万円とかなり高額です。
アフィリエイト広告はASPへ支払う初期費用と月額費用、
その他アフィリエイト広告の種類に応じた報酬を支払う形で運用することができます。
利用するASPによっては、月額数万円ほどで利用することも可能です。
3.認知拡大が狙える
アフィリエイターは様々な媒体で広告を掲載します。
これにより、インターネット上で自社製品や企業名の認知度を拡げることに繋がります。
また、成果によって報酬が変わる為、商品レポートを掲載したり、
親和性の高い記事に広告掲載するなど、アフィリエイター自身で掲載方法を工夫します。
こうした工夫により、多くのユーザーの目に留まり、商品の認知度が高まる可能性があります。
アフィリエイト広告のデメリット
残念ながら、アフィリエイト広告にもデメリットが存在します。
理解しておくことで、なるべくデメリットを最小化しましょう。
1.掲載されなくてもASP利用料がかかる
ASPを利用するには、初期設定費用と月額の費用がかかります。
成果が0件でも固定費が発生します。
利用するASPの料金や、得意なジャンルをしっかり確認して利用するようにしましょう。
2.想定外の形で広告される可能性がある
意図しない媒体に広告が掲載されて、商品や自社のイメージを下がってしまう可能性も0ではありません。
アフィリエイト広告は、個人のサイトやブログにも掲載される為、
アフィリエイターが掲載時に、誇大広告をしてしまう事もあり得ます。
注意点を踏まえて最大限に活用しよう
一般的にアフィリエイト広告で効果が出るまでには、ある程度の時間がかかるといわれています。
ですが、費用対効果が高い広告であることは確かです。
数多くのメディアに掲載されるまで、長期的な運用をする必要があります。
商品やサービス自体の魅力を高めることも、アフィリエイターへのアピールになりますが、
余裕があるならば、競合企業よりも高い成果報酬を設定することで、
アフィリエイターに掲載してもらうという手もあります。
効率よく新規顧客や見込み顧客を獲得する為にも、
ASPやアフィリエイターたちと上手に付き合い、売上や認知度の向上を狙いましょう。
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