ネットショップを運営していると毎回痛感するのは、ニッパチの閑散期ではないでしょうか。
先月(8月)に売上低下で相談を多く受けたので、ニッパチの考え方について少しお話します。
お客様の話を聞いていて不思議に思ったのが、実は殆どのお客様は「売上が低下する事をわかっていた」と言うのです。
よくよく話を聞いていると「売上低下」は分かっていたけどもいつもよりも強めの販促で先月比ぐらいは維持できると思っていたって言うのです。
確かにやり方は間違っていないかもしれませんが考え方は少し改める必要があるかもしれません。
そこで何をやってはいけないのか
過剰なセール
過剰なセールは商品価値を下げます。
売上が伸ばせる時期にも売上が伸ばせなくなるショップ様が多いので要注意です。
商品名などの大幅な変更
閑散期は動きが悪くて当然です。
そんな時期に商品最適化を行い、経過を見てもいい結果になる事は殆どありません。
迷路に迷い込むようなものなので閑散期の商品最適化はやめましょう。
そもそも2月と8月はニーズの母数が減り、自然検索が極端に減ります。
行動心理は「ニーズ」⇒「検索」⇒「アクセス」となっているのでニーズの母数が減ったらどうしようもありません。
※競合他社よりも優位に立つには強めのセールは効果的と言えるでしょう
広告を打ったとしてもニーズが発生していないのですから、広告経由の売上は低下しますし
費用対効果の悪い広告に粗利が下がるセールは誰も幸せにしてくれません。
そこで私たちが提案しているのは、10割の力を販促に使うのでなく、4割販促:6割準備なのです
どういう事かというと
「よし売上上げるぞ!」ではなく、適度に販促を行いながら、秋冬・春夏の準備を重点的に行うという提案
ニッパチは不可抗力で売上が低下します
だったら2月8月は準備期間として捉え重点する事で来月、再来月の売上で2月8月の売上をカバーするという考え方です
- 商品登録
- 競合調査
- 特集、キャンペーン企画
- イメージ撮影
- 商品ページ整理など
- 教育など
他にもありますが、普段後回しになりがちな業務を身軽にする事で繁忙期に向けて準備を進めていく
不可抗力だけども、なんとかするという考え方も大事ですが
いつもと違う観点がさらなる飛躍に繋がる事もあります。
実際私たちが提案したお客様でとく好評頂いたのが
「意識・知識共有の社内セミナー」でした
スタッフの視野を広げる事が新しいビジネスチャンスを生み出すきっかけにもなるので社内セミナーはおすすめです。
他にも今まで行っていなかった商品の登録をスタッフ全員で行い、やっと整理整頓が出来たお客様も9月にいいスタートダッシュが出来たと好評の頂きました。
私たちは運営のサポートだけでなく、お客様の悩み相談も受け付けておりますのでネットショップの運営でお悩みがございましたらお気軽にご連絡お待ちしております。