本記事では、楽天市場の運用型広告である、「クーポンアドバンス広告」について解説をしていきます。
RPP広告と同様、新規顧客獲得、売上向上につながる非常に重要な広告です。

クーポンアドバンス広告のメリットは?
どうすれば上手く活用できるのか?
今回はこちらの広告について詳しくご紹介していこうと思います。
記事を参考にぜひクーポンアドバンス広告を活用してみてください。

クーポンアドバンス広告とは?

クーポンアドバンス広告とは、ユーザーの過去の検索結果などを元に、
興味のありそうな商品のクーポンを配信することができる広告です。

主な露出面は、PC・スマホ・アプリのTOPページや検索結果の上部にとなります。
ユーザーがそのクーポンに興味を持ち、クリックすると、
クーポンの獲得と同時に、商品ページへ遷移する仕様となっております。
※この時点でクーポン獲得単価として、広告費が発生いたします。

クーポンアドバンス広告はRPP広告と同様に、運用型広告と呼ばれる種類の広告で、
掲載する商品の選定やクリック単価、クーポン値引き率などを詳細に設定することができます。

問い合わせ

広告の方式は?

クーポンアドバンス広告は「成果報酬型」の広告です。

原稿入稿やクーポン発行などの作業は一切不要で、
「クーポンの獲得数」に応じて費用請求がされる仕組みとなっております。

例えば、クーポン獲得単価を1クーポンにつき「40円」で設定した場合、
クーポンが仮に1,000枚獲得されると、
「1クリック40円×1,000枚=40,000円」の請求となります。

クーポンアドバンス広告の設定方法

1.RMSへログインします

2.広告・アフィリエイト・楽天大学タブをクリックし、「1広告(プロモーションメニュー)」をクリックします

3.「運用型クーポン広告(クーポンアドバンス広告)」

4.プロモーションメニューが表示されます。左上の「手順ガイド」ボタンをクリックし、説明に従って登録を進めてください

 

クーポンアドバンス広告のメリット

新規顧客の獲得が見込める

まだショップにアクセスしたことがない、購入したことがない顧客に対しても
クーポンを表示したり配布することができます。
さらに、割引きより新規の顧客の購入率向上が見込めます。

購買意欲が高い顧客の自動判別ができる

クーポンアドバンス広告は楽天市場会員の購買履歴や閲覧履歴、属性などのビッグデータを元にして、
購買意欲が高そうなユーザーに配信を行うよう独自のアルゴリズムが組み込まれています。

そのため、自動的に購買層にアプローチをすることが可能です。

割引率と対象商品を自動選定できる

クーポンの割引額は、システムによる自動設定が可能です。
その場合は、商品毎に異なる最適な割引率が適用されます。

また、設定時に「自動最適化」を選択することで、対象商品の選定も自動化できます。
広告用の画像や文言の準備も不要ですので、
手間をかけずに、誰でもすぐに広告をスタートすることができます。

クーポンアドバンス広告は、ユーザーと店舗のそれぞれにメリットがあります。
ユーザーへのメリットは、値引きされた商品を購入できること。
お得感を感じやすいため、購入率の改善やリピート利用を期待できます。

店舗のメリットとしては、上記の通り、利用方法が簡単であることです。
商品登録・継続月予算を設定すれば、登録した商品の最適な値引き価格を予測し、
自動でクーポンが発行されます。
仮に値引きできない商品があれば除外登録、値引率を確定させたければ手動での設定など、
融通の利くシステムとなっているのも魅力的です。

PDCAを回しやすい

クーポンアドバンス広告は、2020年11月より「商品別」のレポートが提供開始され、
クーポンアドバンス広告と相性のいい商品・悪い商品の判別や値引きによる商品の検証もしやすくなりました。

この商品別レポートを活用して見直しを行ってみると、
費用対効果の低い商品、高い商品が一目で確認できるため、
その数値を見て、ROAS(広告費用対効果)の高い商品はより露出されるように調整を加えたり、
低い商品は広告から除外するなど、より細かい調整が可能になっています。

問い合わせ

クーポンアドバンス広告のデメリット

表示されにくい商品もある

上述したように、クーポンアドバンス広告は膨大な情報を活用したマッチングを行うため、
元となるデータが少ない商品はどうしてもクーポンの表示回数が少なくなり、
場合によっては表示がされないということもあります。

例えば、下記のような商品は表示がされにくい傾向にあります。

・商品登録をしたばかりの商品
・販売実績の少ない商品
・1点限りの商品、中古商品

配信単価を上げたり、販売実績がついてくると表示されやすくなるので、
状況を見て運用していきましょう。

広告配信までに最短1日かかる

対象商品の追加をし、広告設定を行ってから、広告配信(クーポン配布)が開始されるのは
最短で翌日の15時からとなります。

また、配信システムの関係上、必ず配信されるとは限りません。
配信されたとしても開始直後は配信数が少ないとされていますので、ご注意ください。

クーポンアドバンス広告はこんな方にオススメ

・予算や対象商品を自分で設定したい。
・通常広告に必要な画像の入稿やクーポンの設定などの作業を軽減したい。
・クーポン値引き額の適正金額が分からない。
・獲得された分だけ請求される、成果報酬型の広告が良い。
・競合他社の類似商品に興味があるユーザーにアプローチをしたい。

まとめ

クーポンアドバンス広告の仕組みは理解できましたでしょうか?

簡単に始められて、効果も出やすい広告ですが、利益まで考えるのであれば
「対象商品はどうすればよいか?」
「クーポンアドバンス広告用の商品を用意できないか?」
「楽天市場全体のセール企画に合わせるにはどうしたら良いか?」
など、広告の設定だけには留まらない視点での戦略が重要となります。

クーポンアドバンス広告の運用に不安なようでございましたら、
弊社サービスも併せてご検討いただけますと幸いです。

その他にもお困りのことがございましたら、是非お問い合わせください。