ネットショップの開業を考えたときに、
自社サイト運営か大手ECモールに出店するかの2種類の選択肢があります。
大手ECモールの中でも代表的なのが、国内最大の流通総額を誇る【楽天市場】です。
モール出店をお考えの際に、まず一番に楽天市場を検討される方も多いのではないでしょうか。
しかし、楽天市場に出店すれば必ず売上が見込めるのかといえば、
そういうわけでもなく、もちろんデメリットも存在します。
この記事では、楽天市場に出店する際のメリットとデメリットについて
まとめてご説明していきます。
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楽天市場出店のメリット
国内最大級の集客力
楽天の会員ID数は現在1億1,140万以上を超え、
楽天グループ全体の年間流通額は3兆9,000億円(※2019年)とも言われております。
この数字は大手百貨店売上の約6倍に相当します。
インターネット通販市場全体で楽天市場は約27%もの高いシェアを獲得しており、
国内でもっとも人が往来し、売れているショッピングモールなのです。
認知度が高くサイトへの信頼性も高い
楽天市場は、テレビCMや、プロ野球球団「楽天イーグルス」などを通じて、
普段ネットショッピングをしない層にも高い認知度を誇ります。
ショッピングモールだけでなく、旅館・ホテルの予約サイトである「楽天トラベル」や
クレジットカードの「楽天カード」、楽天モバイル、楽天銀行、フリマサイトの「ラクマ」など、
楽天グループが提供するサービスは多岐にわたります。
ネットショッピングにおいて、”信頼性”は買い物をするうえで非常に重要な要素です。
多くのユーザーは、ネットショップの”信頼性”や
個人情報等の”セキュリティ”を気にするというデータが出ています。
楽天グループの認知度の高さはお客様の不安解消に繋がり、
サイトで買い物をする上での”安心感”に繋がるのです。
出店時の審査やルール違反に対する取り締まりが厳しい
楽天市場は、数多くのインターネットショッピングモールの中でも、
とりわけ出店のルールが厳しいことで有名です。
例えば、「誇大広告」、「偽造品の出品」など
ルールに違反している店舗を見つけた際には、
その店舗のサービス停止や出店契約解除等の厳正な対処を行います。
その結果、ユーザーからは
“信頼できるお店が集まるショッピングモール”
という評価に繋がっています。
楽天市場が開催するイベントに参加することで売上を伸ばせる
楽天市場では定期的に開催されるSALEやイベントがあり、
テレビCMでも大々的に宣伝をかけていることで
この時期には楽天市場全体のアクセス数と売上が大幅に上がります。
年に4回開催される楽天最大のセール「楽天スーパーSALE」、
複数のショップで買い回りをすればポイント付与倍率がアップする「お買い物マラソン」など、
モールが主催するイベントをうまく利用することで、
短期的に売上を伸ばすことができるのです。
その他にも、楽天がスポンサーとなっている「楽天イーグルス」、「ヴィッセル神戸」が
試合に勝った翌日にポイント還元のキャンペーンがあったり、
楽天カード利用でポイント付与倍率がアップする「0と5のつく日キャンペーン」など、
楽天会員の購買意欲を刺激する仕組みがたくさんあります。
「楽天ポイント」が様々なサービスや提携店舗で利用できる
楽天市場内で獲得した楽天ポイントはモール内のお買い物だけでなく、
旅行予約サイトの「楽天トラベル」やフリマサイトの「ラクマ」、
そのほか楽天が提携している店舗で利用することができます。
また、楽天ポイントは「楽天カード」の利用でも貯めることができ
獲得したポイントを使ってお買い物をするリピーター訪問にも繋がっています。
アフェリエイトによる宣伝・集客効果
楽天市場の商品を自分のサイトやブログ、
「楽天ROOM」で紹介しているユーザーが多く、
アフェリエイターによる宣伝・集客効果が期待できます。
「専任コンサルタント」、「楽天大学」などサポートが充実
楽天市場に出店すると、各店舗に対して専任のECコンサルタントがつき、
店舗の状況を細かくチェックした上で
売上アップのためのアドバイスを無料で受けることができます。
また、楽天市場への出店方法からネット運営のノウハウを学べる「楽天大学」では
多数の動画が用意されており、ネットショップ運営に慣れていない方でも
短期間でマーケティングスキルを高めることができます。
楽天市場出店のデメリット
出店費用が高い
楽天の初期登録費用は60,000円、月額出店手数料は19,500円~と、
amazon、Yahoo!ショッピングなどの他モールと比べると出店費用が高額です。
また、その他に、
・販売手数料(成約手数料)
・決済手数料
・楽天スーパーポイント利用料
・アフェリエイトシステム利用料
も発生します。
集客力が高い分競合店が多い
日本一の集客力を誇るといわれている分、
自店と同じジャンルの商品を扱う競合もたくさん存在します。
どれだけ素晴らしい商品を扱っていても、
商品の存在を知ってもらわないことには売上には繋がらず、
競合店に負けない価格設定や楽天内SEO対策(RPP広告など)が重要になってきます。
まとめ
楽天市場への出店には他モールと比べて高額な費用がかかりますが、
楽天市場へ出店するということは、
国内最大級の集客力をもったショッピングモールへ
出店するということになります。
PDCAを回し続け改善に繋げていく意味でも、
集客力の高い場所を選ぶことは、
「お客様からのフィードバックが得られやすい」という点で
非常に大切です。
また、ECコンサルのサポートを受けられたり、
「楽天大学」でマーケティングのノウハウを学べることも大きな魅力です。
集客力がある=売上を作りやすい、という点では
他モールと比べて群を抜いていますので、
諸経費を十分に加味したうえで、
ぜひチャレンジしていただきたいモールとなります。
最後に、弊社では、
・楽天、Amazon、Yahoo!ショッピング、au PAY マーケットなどのモール型EC運営代行
・自社サイト(EC-CUBE、Shopify、Makeshop、カラーミーshop等)構築、運営代行
・LP制作、動画制作、受注代行
なども行っております。
EC運用に関するお悩み(リソース不足、広告運用、バナー制作、受注業務・・)は、
下記お問い合わせよりご連絡ください。