au PAYマーケットはauコマース&ライフ株式会社とKDDI株式会社が
共同で運営している総合ショッピングモールです。
2017年に「auショッピングモール」と「DeNAショッピングモール」が
統合し、スタートしました。
以前はau Wowma!という名称でしたが、
2020年5月にau PAYマーケットに名称が変更となりました。
その名の通り、主にauユーザーを対象とし、
現在はau PAYブランドを前面に押し出したモールとなっています。
2020年5月には、au WALLETポイントとPontaポイントが統合され、
Pontaポイントの提携店舗でもポイントを貯めたり使うことができるようになり、
ユーザーにとっての利便性がさらに向上しています。
今回は、今後さらなる拡大が見込まれる、
au PAYマーケットの出店までの流れを詳しく説明していきたいと思います。
開店までの流れ
①出店申請
au PAYマーケットの出店には審査がありますが、
出店申し込みから平均1か月で開店可能となっています。
また、法人だけでなく個人事業主でも申し込むことができます。
申し込み時には以下の資料を準備する必要があります。
※法人か個人事業主かによって準備する資料が異なってきますのでご注意ください。
- メールアドレス
※Gmail、Yahoo!メール等のフリーアドレスと、e-mail.jp等の一部有料アドレスは登録不可。 - 銀行口座情報(お申込み者様と同一のもの)
- 印鑑登録証明書
- 住民票(個人事業主) or 履歴事項全部証明書(法人)
②契約審査
ウェブから出店申込が完了すると審査となり、
5営業日以内に審査結果通知が届きます。
2つの出店プラン
au PAY マーケットは、現在、
「シンプル出品プラン」と「コミコミ出店プラン」の
二つの出店プランがあります。
シンプル出店プラン
初期費用:無料
月額利用料:4,800円(税抜)
成約手数料:2.0~6.5%
決済手数料:3.7~4.7%
ポイント手数料:1.0%
シンプル出店プランは、出店者側で別途決済サービスを契約して利用するタイプです。
コミコミ出店プラン
初期費用:無料
月額利用料:4,800円(税抜)
成約手数料:4.5%~9.0%
ポイント手数料:1.0%
コミコミ出店プランは決済手数料と販売手数料が合わせて計算され、
売上が高くなるほど成約手数料が下がるお得なプランになります。
トータルでみるとコミコミプランの方が諸手数料を抑えられる傾向にあります。
また、どちらのプランも出品数は50,000点までとなりますので、
それ以上の出品となる場合、オプションで別途料金が発生します。
③開店準備
契約審査を通過したら、開店に向けて準備を行っていきます。
すでに楽天市場、Yahoo!ショッピングに出店している店舗が
au PAY マーケットに出店する場合、
面倒な初回の送料設定・返品特約の設定などの登録サポートや、
他モールに出品中の商品をCSVで一括登録するツールを提供しているので、
店舗側の負担が少なく、スムーズに開店準備を行うことができます。
※コミコミ出店プランの場合、決済代行会社の審査が必要
au PAYマーケットの出店は、楽天、Yahooなどと比べても短期間で出店できることもメリットといえますが、
コミコミ出店プランを利用する場合、決済代行会社の株式会社ペイジェントへ、
別途申し込みと審査を受ける必要があります。
この審査には約1,5か月ほどかかるので、コミコミ出店プランを利用する場合、
au PAYマーケットの申し込みから開店までに約2か月ほどかかることを考慮しておいた方がよさそうです。
au PAYマーケットの特徴・メリット
au PAY マーケットのサービスのユーザー層は、主に30~40代が中心で、
ユーザーの93%がスマートフォンを利用しているというデータがあります。
ネットショップ全体を見ても、スマートフォンでの利用が増えてきていますが、
au PAY マーケットは他の大手ショッピングモールと比べてもスマートフォン利用率が非常に高いのが特徴です。
ライブコマースでの販売
ライブコマースとは、店舗のPRしたい商品をLIVE形式で配信し、その場で商品を購入できる仕組みです。
この仕組みにより、通常販売とは別の切り口での商品販売が可能です。
また、新たな顧客獲得の手段として注目されています。
越境ECへの出店
インアゴーラ社が運営している中国消費者向けの日本商品特化型ショッピングアプリ
「豌豆公主(ワンドウ)」を通じて、越境ECへの出店が可能です。
中国のお客様向けの商品情報の制作・翻訳から物流・決済・マーケティングに至るまで、
インアゴーラ社が行ってくれます。
また、2020年3月からは「越境サイト販売プログラム」として台湾EC市場にも商品の販売が可能になりました。
こちらも同様に台湾ECモールを運営する株式会社Rutenが
商品情報の翻訳から掲載までをワンストップで行ってくれるので、手軽に海外進出が可能です。
様々なサービスを利用できるのもau PAY マーケット出店のメリットといえます。
その他のメリット・デメリットに関してはこちらの記事をご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
楽天やAmazon、Yahoo!ショッピングに比べると
まだまだ認知度、集客力に差があるau PAY マーケットですが、
auユーザーの囲い込みを積極的に行っていることもあり
今後ますます勢力を拡大していくモールだと思います。
出店している店舗数も他モールに比べ、そこまで多くないので
先行者優位を得られる可能性も十分に秘めています。
au PAYマーケットへの出店をご検討されている方は
ぜひ一度弊社までご相談ください。
●au PAY マーケットへの出店をご検討の方はこちらをご確認ください。
●au PAY マーケットの運営代行に関してはこちらをご確認ください。
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