どうも(・ω・)/
ザーナスのデザイン担当です。
不束者ですが、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
ついこの間、こんなクーポンバナーのご依頼がありました。
「夏っぽいバナーでお願いします」
何の迷いもなく自分が思う“夏っぽい色”を選択し、サイトの雰囲気に合わせて色の明度を調整していたのですが、その時ふと思い出したのです。
前の職場で質問されたことがありました。
「どうやって季節感のある色を選んでいるの?」と。
その時の私は「夏と言えばこの色でしょ?」と普通のことのように答えていたのですが……
相手は少し困った顔をしていて、こちらも(;^ω^)おや?となっておりました。
当時の私はこれが人類全てに備わっている普通の感覚と思っていたのですが、
「あれ?もしかして、この感覚ってデザイナーしかわからなかったりするのかな?」
と何となく気づいてきました。
……というわけで今回はカラーで季節感を出す方法についてお話したいと思います。
季節ごとの“自然”からカラーを選ぶ
「季節」からいきなり「このカラーだ!」と提示するのはちょっと乱暴な気がしたので、何故その色なのかを説明しながらカラーを選んでいきたいと思います。
「春」といえば、桜、メジロ、菜の花、新緑、淡い空……など、いろいろあるかと思います。
写真で並べるとこんな感じ。春らしいですよね(*´ω`)
それでは、次にその連想したものからカラーを抽出していきます。
桜→淡いピンク
春の空→淡い水色
メジロ・新緑→淡い緑
菜の花→明るい黄色
という感じに。
※画像から正確な色を抽出するのではなく、あくまでも連想されるカラーとして抽出してください。
どうですか?
もうなんか春っぽくないですか?
他の季節も同じ要領でカラーを抽出します。
季節ごとに並べてみると、季節によって色に特徴があるのがわかると思います。
春→淡い色 明るい色
夏→鮮やか はっきり
秋→暖色や茶色 若干暗め
冬→寒色 無彩色系
試しに抽出したカラーを2色選んでバナーを制作してみます。
春カラー
夏カラー
秋カラー
冬カラー
どうでしょうか?
カラーを変えただけで、バナーから受ける季節感がかなり違うと思います。
このように四季の自然色から色の特徴がつかめるとカラー選びが簡単になっていきます。
実はこれ「日本の伝統色」を私なりに応用したものです。日本は昔から、四季で見られる色を意識していました。
もちろんこの伝統色もカラーコード化されているので、そのまま使っても良いと思いますが、色が限定されたり、今と昔では印象が異なる色というものもあったりするので参考程度が良いと思います。
鮮やかさと明暗だけで“季節感”は出せるのか
ちょっと実験をしてみたくなりました(∩´∀`)∩
季節ごとの特徴さえおさえておけば、同じ色でも鮮やかさと明暗を変えれば季節感が出せるのでは……?
というわけでやってみました。
使用カラー:青と黄色
夏カラーで抽出したものをベースにします!
春
夏
秋
冬
……季節感出たかな(;・ω・)?
いかがでしたか?
今後もデザインがわかりやすく、より楽しくなるような内容を書いていこうと思うので
よろしくお願いします。
それでは(・ω・)/
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