EC用語辞典

リスティング広告

リスティング広告とは

リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに連動して、
検索結果ページに掲載される広告のことです。
検索連動型広告やPPC広告とも呼ばれ、
広告がクリックされると費用が発生する仕組みです。

ユーザーが検索している関心事に対して広告が表示されるため、
費用対効果が高いとして、昨今のWeb広告の主流となっています。
2018年の統計では、日本の広告媒体費の39.4%が検索連動型広告となっています。

国内では、Google広告やYahoo!プロモーション広告が
代表的なリスティング広告です。

リスティング広告の費用に関して

リスティング広告は、表示回数に関わらず、
クリックされてはじめて料金が発生します。
発生する広告費は、設定した入札価格(クリック単価)と
広告のクリック数をもとに決定されます。
【クリック単価×クリック回数】が、実際に課金される広告料金です。

なお、クリック単価は入札形式で行われます。
広告を表示させるためには、最低入札価格以上での入札が必要になります。
一般的には検索ボリュームの多いビッグキーワードほど、
最低入札価格も高くなる傾向にあります。

また、広告の掲載順位は『広告ランク』で決まります。

広告ランクとは、
『クリック単価』×『品質スコア(CTRなど)』
で導き出される指数です。

1つのキーワードに対して複数入札があった場合、
この広告ランクによって掲載順位が決まり、
順位が高いものから検索キーワードに対して上位表示されます。

リスティング広告を出稿する前の確認事項

リスティング広告を出稿する前に必ず以下の項目を設定するようにしてください。

  • 配信媒体:どの媒体で配信するか
  • ターゲット:どのようなユーザーに対して広告を配信するか
  • キーワード:どのようなキーワードで広告を配信するか
  • 広告文:広告に表示されるテキストをどうするか
  • 入札単価(クリック単価):1クリック当たりの費用をどうするか
  • 全体予算:1日あたりの予算をいくらにするか

リスティング広告のメリット

低予算から始められる

リスティング広告は他の広告と異なり、最低出稿金額がないので
低予算から広告配信ができます。
(※入札キーワードに対して、設定金額が低いと上位表示されないので注意)

少額の予算から始めてみて、インプレッションやCTRを見ながら
費用を追加するなどの運用が良いかと思います。

ターゲットユーザーにのみアプローチできる

キーワードや配信対象を設定して広告出稿することで
理想のターゲットにアプローチすることができます。

不特定多数への配信だと費用も高額になり、
費用対効果がどうしても低くなってしまうので
徒労に終わることも少なくありません。

ターゲットを明確にしたうえで、
そこに目掛けて広告配信をできるのは
リスティング広告の大きなメリットです。

なお、キーワードプランナーやキーワードファインダーを活用すれば、
特定のジャンルに興味関心のあるユーザー向けのキーワード選定ができますので
ぜひともご活用ください。

費用対効果を可視化できる

リスティング広告は、広告費やインプレッション数、クリック数、CTRなど
広告効果を定量的に可視化することができます。

数字を見ながら、即座に広告の修正・変更を行い、改善を図ることができます。

※CTRに関してはこちらの記事をご確認ください。

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配信停止、修正が簡単

リスティング広告はインターネット環境が整っていれば、
どこでも広告の停止や修正ができます。

他の広告の場合、途中で広告の停止や修正が難しいうえに、
広告効果が低かったとしても、そのまま掲載をし続けなければなりません。

その点、広告効果をすぐに確認して、PDCAを回せるというのは
リスティング広告ならではのメリットです。

リスティング広告のデメリット

ビッグキーワードでの入札だと単価が高くなる

リスティング広告は入札制のため、人気のキーワードほど高単価になる傾向にあります。
例えば、「転職」などのニーズが明確で、人気のあるキーワードは
1クリックあたり数千円の料金が発生する場合があります。
ビッグキーワードを避けて、ミドルワード、スモールワードで
入札していくのも1つの方法です。

運用コストがかかる

リスティング広告は出稿して終わりというわけではなく、
常に数字を分析したり、効果測定が必要となります。

そのため、人的工数がかかったり、
運用のための知見がないと難しいなどのデメリットがあります。

ユーザーに敬遠されやすい

リスティング広告は、検索結果に表示された際に
【広告】というラベルが自動で表示されてしまいます。

広告というだけで敬遠してしまうユーザーがいるので
このユーザーを取りこぼしてしまう可能性があるのはデメリットになります。

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