EC用語辞典

内製化(インハウス化)

内製化(インハウス化)とは

内製化(インハウス化)とは、外部に委託していた業務を自社で行うことです。

ビジネスは、外部との様々な取引によって成り立っています。
例えば、製造業は部品全てを自社で製造するわけではなく、
下請け会社や協力会社から一部の部品を仕入れ、
それらを組み合わせて製造を行っています。

また、社内の管理部門においても、経理、法務といった企業活動を
外部の専門業者や専門家に依頼することがあるかと思います。

内製化とは、このようなビジネスを行っていくために必要な業務を
自社内のリソースを活用して実行することを指します。

内製化の対義語として、外製化(アウトソーシング)があり、
自社で行っている業務を外部に委託・外注することを言います。

内製化に取り組む目的

内製化を行う目的は、コストの削減と業務効率化です。

専門業務の外部委託をやめて、社内で賄うことができれば、
社外に支払うコストを削減することができます。

また、社内で一連の業務を完結することができれば
業務の効率化に繋がります。
アウトソーシングの場合、外注先の対応に遅れが出てしまったり、
イレギュラーな業務に対応ができないことがあったりと
タイムラグが生じてしまいます。

業務の内製化ができれば、
このような時間的コストやトラブルを回避することができます。

内製化を行うメリット

スピーディーに対応できる

内製化を行うことで業務の効率化ができるため、
業務そのもののスピードアップを図ることができます。

また、仕様などの各種変更が生じた場合、
スピーディーな対応も可能となるでしょう。

コストが削減できる

内製化することで外注費を削減することができます。
特に専門性が高い業務を内製化できる場合、大きなコスト削減につながります。

専門性が高い業務を外部委託する場合、その業務の専門性が高ければ高いほど、
予算を大きくとられることになります。

この外部に回していた予算を、社内で使えるようになるメリットがあります。

社内技術の向上

内製化を行うことで自社に業務に関するノウハウ、技術を蓄積することができます。

アウトソーシングは、その業務に関する社内の負荷はほとんどありませんが、
業務を行わないため、ノウハウ、技術を蓄積する機会がありません。

ノウハウ、技術は、貴重な経営資源の一つです。
ノウハウ、技術を蓄積することは経営体質の強化にもつながるのです。

内製化を行うデメリット

内製化にも様々なコストがかかる

人材や設備、システムなどは全て自前で用意する必要があり、
導入コストや運用コストが発生します。

そのうえ、人材育成のための研修費や採用コストも発生してくるので
内製化に踏み切る前に全体のコストを算出しておくようにしましょう。

アウトソーシングの場合は必要な時にだけ費用を支払い不要な時にはコストがかかりませんが、
内製化すると上記のような固定費用がかかるのは大きなデメリットといえます。

社員育成に時間がかかる

運用を任せる人材が育つまでに一定の時間がかかります。

内製化する業務の知識がある人を採用したとしても、
実際に業務運用を行うとなると慣れるまでに時間が必要です。

また、経験がある業務の場合でも、会社によってやり方が異なるため、
滞りなく運用できるようになるまでには時間がかかる可能性があります。


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