株式会社博報堂(本社・東京)のシンクタンク博報堂生活総合研究所は、
20~69歳の男女1,500名を対象に「来月の消費意欲」を点数化してもらうなど、
消費の先行きに関する調査を毎月実施しています。

※原文はこちら

その結果を【来月の消費予報】として公表しておりますので
ここではその概要についてポイントを絞ってご説明いたします。
販促の一助になれば幸いです。

ポイント1:コロナ禍の影響はやわらぎ、消費意欲指数は例年を上回る。

11月は年末年始を控え、消費意欲指数が高まりにくい月ですが、
今年も前月から+0.8ptの微増となりました。

また、前年11月は消費税増税の影響もあり、
消費意欲指数は43.7点と落ち込んでいたため、
前年比+5.1ptと増加する結果となりました。

今年の48.8点は、11月としては過去5年での最高値となっており、
高水準だった前月の消費意欲が継続しているようです。

消費意欲指数の理由をみると、消費にポジティブな回答では、
「買い物をしていない反動・ストレス発散」が増えています。

一方、前月と比べると
「コロナが怖いので出かけたくない/意欲がわかない」、
「コロナで外出・買物ができない」など、
コロナ禍に関連するネガティブな回答は前月に引き続き減少。
コロナ禍の影響はさらに減り、
消費に前向きな気持ちが高まっていることがうかがえます。

ポイント2:「旅行」「外食」など、「外」向きの消費意向が増加。

「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある」人の割合は27.3%で、
前月比は+1.0pt、前年比は消費意欲指数と同様に増税の影響もあり、
+8.4ptとなっています。

カテゴリー別の消費意向については、
前年比では16カテゴリー中「旅行」、「外食」、「ファッション」など
11カテゴリーで20件以上増加しています。

また、前月比でも「旅行」、「外食」が20件以上増加しています。
消費意欲指数の理由においても、
「旅行の予定がある」 が増加しており、
「外」向きの消費意向の高まりや、
GoToトラベル、GoToイートなどの施策の効果も感じられる結果となりました。