オンラインビジネスの拡大に伴い、自社のオンラインストアを構築する企業が増えています。
その中で、注目を集めるECサービスの1つが「Cafe24(カフェ24)」です。

2018年10月、日本にECプラットフォームをリリースし、
ネットショップ構築から広告、マーケティング、配送などEC運営に必要な様々なサービスを提供しています。

ECプラットフォームというと、
日本国内ではカラーミーショップ、Makeshopなどが知られていますが、
コロナ禍を経て越境ECが注目されるなか、
グローバルサービスを前面に押し出したCafe24は今後日本でユーザー拡大が見込まれています。

この記事では、「cafe24」の概要と、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
導入を検討している企業の方は是非参考にしてみてください!

Cafe24とは?

Cafe24は、CAFE24 JAPAN株式会社が2018年から提供しているネットショップ作成サービスです。
国内で2018年から「越境EC」プラットフォームとして提供され、
アメリカ、ドイツ、中国、韓国にも拠点が設立され、現地に合わせたサービスが提供されています。

一番の特徴は、初期費用・月々の固定費用を抑えて立ち上げ・運用ができることです。
一部有料オプションもありますが、基本的には販売手数料やSSLなども無料で提供されています。

また、国内販売だけではなく、海外向けに販売できる越境ECに対応していることも強みとなっています。
ドルやユーロなど海外の通貨にも対応した決済が可能で、
外国語への自動翻訳機能も搭載されていたりと、多言語・多通貨に対応しており、国際市場への進出も実現できます。
国際配送や関税計算などの機能も備えているので、グローバル展開を目指す企業にとって重要な支援を提供します。

Cafe24の料金

先程も述べた通り、Cafe24は基本的に無料で利用できるサービスとなっています。
他社サービスにも無料プランは用意されていますが、
あくまで試用目的で利用されるような、機能が制限されたものが一般的です。
それに対してCafe24は支払手数料を除いて、無料ですべての機能を利用できます。
一部有料オプションもありますので、公式HPをご覧ください。
<問い合わせh2>Cafe24のメリット

運営費用を抑えらえる

先程も紹介したように、費用を抑えられるのが一番の強みとなっています。
試しにネットビジネスを始めてみたい場合や、
実店舗を経営しているオーナーが試験的にオンラインで販売する場合などに、Cafe24は向いているといえます。

多言語・多通貨・海外発送対応

Cafe24では、ページ制作において9言語に対応した自動翻訳機能があり、
幅広い諸外国に向けての商品紹介ページの制作が可能です。
また、クレジットカード決済はもちろんPaypal・Eximpay・ECpayなど
国外で利用されている決済サービスを導入することができます。
また、国際配送や関税計算などの機能も備えており、今後グローバル展開を考えている場合にも向いています。

様々なデザインテーマを提供

Cafe24は、アパレル系販売のユーザーに選ばれるだけあり、
デザイン性の高いテンプレートが多数用意されております。

「Cafe24 Store」では、
プロのデザイナーが提供する最新のトレンドを取り入れた
多彩なデザインテンプレートがリーズナブルな価格で提供されていて、
ファッション、コスメ、ジュエリーなど、自店の世界観やコンセプトに沿ったテンプレートを選ぶことができます。

また、PCだけでなくモバイル向けのデザイン適用も可能です。

SNSと連携できる

Google広告やGoogleショッピング、Google Analyticsなど、
Googleが提供するサービスと管理画面を連携させることで、Googleを使った集客が行えます。

他にもInstagramやFacebookを使って商品紹介ページにコンテンツを表示させたり、
Instagramのダイレクトメッセージを使った顧客サポートを行ったりなど、SNSを使った若い層への顧客管理が可能になります。

複数の大型ECモールに連携可能

マーケットプラスを設定することで、
楽天などの大型ECモールに商品を連携することができ、販売チャネルを広げることができます。

モール毎に商品を登録しなくても、管理画面に登録された商品を基に、
各ECモールに商品が自動登録されます。

なお、商品情報を修正した際には、
連携したすべての大型ECモールに一括アップデートされるため管理も簡単です。

自社ECサイトだけでなく、ECモールに出店することで、様々な販路拡大に繋がり売上向上も期待できます。

複数のネットショップを出店できる

Cafe24ではひとつのアカウントで最大15のネットショップを無料で出店できます。
国内の主要ECカートサービスより圧倒的に多く、他分野の商品を多く取り扱っている企業にとっては有難いのではないでしょうか。

また、商品点数が多くカテゴリー分けが必要であったり、商品や言語に合わせてサイトの仕様を変更したい場合でも、追加費用をかけることなく複数ショップを運営することができます。
もちろん、同時に複数ショップを運営した場合でも、費用は1ショップと比べて変わりません。

問い合わせ

Cafe24のデメリット

決済サービス導入に審査と手数料が必要

ほとんどの機能を初期投資や月額費用を無料で利用できますが、決済手段については審査が必要になります。
例えば、支払い方法にクレジットカード決済を使いたい場合、
カードのブランドごとに個別の契約が必要になり、一定の審査基準をパスする必要があります。

現在では、オンラインサイトの支払方法はクレジットカード決済が一般的に選択されるため、
個人で新しくネットショップを開設する際、この審査が障壁になる場合があります。

導入ユーザーが少なく、専門書などが少ない

公式ページでも導入事例が紹介されていますが、
日本ではサービスを開始してからの期間が短いこともあり、
他社のサービスに比べて「Cafe24」を使って構築されたショッピングサイトはまだまだ多くはないのが現状です。

例えばcafe24と同じく越境ECでも有名なshopifyの場合、
専門書が充実していたり、セミナーなども実施されたりすることが多く、サービスの理解を深める機会が多いです。
インターネット上にもユーザーからの投稿による情報が豊富にあるため、困った時も自身で検索して解決できます。

国内でもアパレルや化粧品、カー用品などの商品を取り扱っているサイトが増えてきていますが、
導入実績が選択の基準になる場合であれば、注意が必要です。

しかし、導入実績が多いサービスと、ショッピングサイトの販売実績には
関係があるわけではないので、大きなデメリットではありません。

他社提供の管理システムと業務連携が進んでいない

Cafe24では、受注や在庫管理の「ネクストエンジン」や顧客管理の「KARTE(カルテ)」と連携ができますが、
その他のシステムとの業務を連携する機能が用意されていません。
既に、楽天やAmazon、Yahooショッピングなどのオンライン販売の実績があり、
受発注処理や発送の手配などサイトに合わせた管理システムを用意している場合、
Cafe24に個別で対応する作業が増える可能性があります。

はじめてネットショップを開設する場合には、業務の新規負担は必ず発生するのでデメリットにはなりません。

まとめ

月額費用や販売手数料等のコスト負担がなく、手軽に越境ECを始めることができるCafe24。
まだまだ日本での認知度は高くはありませんが、今後間違いなく日本でもユーザー数の増加が見込まれるでしょう。

その一方で、Cafe24に関する深い知見を有している企業は非常に少なく、
なかなか相談できる相手が見つからないのが実情だと思います。

弊社はCafe24の正式な認定を受けた数少ないパートナー企業の1つです。

Cafe24を利用してECサイト開設をご検討中の方は私たちにお任せください。
無料でお見積りも可能ですので、まずはお気軽にご相談下さい。

Cafe24の運営代行に関してはこちらをご確認ください。